新しい書評の更新のお知らせ
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『民法改正』 - 100年振りに民法が改正されることを知っておこう
「デザインはマーケティングではない」とはどいういうことか
デザイナーの持つ矜持を垣間見ました。
デザイナーに要求されることは、…切羽詰まった貧困な生活を以下により良くするかという、まさに具体的なデザインの提案なのだ
マーケティングは市場開拓するが、デザインにはマーケティングにできないことがある。
『残り90%展』はその最も顕著な取り組み。
Design For the Other 90% | Cooper-Hewitt, National Design Museum
モダンでエレガントな「豊かな人」10%にではなく、その"残り90%"にアプローチしようという取り組みである。世界の人口の半分が一日二ドル以下で暮らしているという現実に真正面から向きあう。
それは「具体的なデザイン」を有するからこそできるもの。
「デザインはマーケティングではない」という言葉にデザイナーの矜持を感じるのは、デザイナーが「何ら実用性のない」華美な世界から意識的に飛び出すことを示しているからだろう。
■ 蛇足:オレはこう思う
- 本書冒頭で紹介されている、インテリアがアイデンティティを示すものだから、シャーロック・ホームズなどの探偵小説が成り立ったという『家具哲学』のエピソードは面白かった
- その他、本書はデザインを専門にやってこなかった人間にとっては、そういった個々のエピソードが面白いといった感
- ということで本書を通して「デザインの視点」が培われるかは疑問(たぶん「教科書的」ではない)
発展のための不変の法則『世界を変えた発明と特許』
「特許は天才の火に油を注いだ」、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン(ドヤァ)。
本書の第8章「レントゲンはなぜ特許を取らなかったのか」には発展のための不変の法則が表れていたように思う。
オヌヌメ(`・ω・´)
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The art of 華僑: 華僑の生き方を『華僑流おカネと人生の管理術』に学ぶ
か、かこいい(・∀・)!!
華僑流おカネと人生の管理術
宋文洲 (著)
成功を見つめ直せ、理財せよ、ヤキモチに気をつけよ、などなど、本書が非常に示唆に富んだ内容であることは、平時における著者のツイート(@sohbunshu)が示唆に富んでいることと何ら変わりがありません。
そんな中で本書の白眉は第6章「"個人"の成功と"会社"の成功は別物」でしょう。この「!」感。モヤモヤが解消された感。本読みの喜びここに極まってます。