2011-01-01から1年間の記事一覧

ホリエモン著『拝金』から学ぶ小説の書き方

欲望の先にはどんな欲望があるのか。その欲求階段を主人公と追体験できる欲望突き抜け本。 『拝金』(堀江貴文) これぞ小説の真髄ぞ 「小説読んでる暇あったら評論系読んだほうがよくね?」をくつがえす小説。実用重視な人でもニコニコ読める小説が本書です…

水木しげるのマンガ悪魔本: 貸本まんが復刻版 悪魔くん

『貸本まんが復刻版 悪魔くん』(水木しげる) この悪魔、見たことある! 欲望につぶされる凡庸な人間の小ささと、大きな夢が中絶される世の中の不条理さとを描く。 召喚された悪魔のキャラ設定の仕方が実に老獪で、「これは絶対に実在する」と思わされる。…

アニメ史、アニメ師、アニメの死?: ぼくたちのアニメ史

2007年の『ひぐらしのなく頃に』の放送中止騒ぎを話題にし、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の後半の乱れを惜しみ、『銀魂』のギャグに舌を巻いて、『エヴァ』の綾波レイに萌えてる人なんていくらでもいそうだよね。当たり前すぎるくらい。 じゃあそれが昭…

クソ良書: ウンコに学べ!

ウンコに学べ! (有田 正光/石村 多門) 第1章 あなたのウンコはどこへ行くのか 海に捨てられるウンコ カウボーイも英国紳士も海まで運ばず川に捨てた 下水処理の手品の真相 第2章 水田―土と水とウンコのバラード ペリーが驚いた世界一清潔な国 生きるとはウン…

Amazonの思想が知れるのは(今のところ)本書だけ!: 潜入ルポ アマゾン・ドット・コム

潜入ルポ アマゾン・ドット・コム: 横田 増生 【目次】(「BOOK」データベースより) 第1部 アマゾン・ドット・コム潜入 密かに急成長するアマゾンジャパン アマゾン・ドット・コム上陸前夜 アマゾン心臓部・物流センターの実態 空虚な職場に集う人々 アマ…

被差別戦略仮説

高校の英単語の復習。 「差別」とは difference(選択の際の) discrimination(人種の) 日本語では「区別」と「差別」で、「差別」は悪い意味で使われる局面を指しますよね。 例えばこんなふうに― 掃除の時間 先生「じゃあ俺君、ゴミ袋持って行ってちょう…

Googleのアートプロジェクトはすごく筋が通っている

「美術館はインフラです」 Googleの思想はやはり一貫している。こういった部分にまで思想を徹底できる企業は、強い。あまりに強い。 そして、「グーグルは美術館を食いものにしていやらしい」。そう思った方もいらっしゃるかもしれない。 その直感は、正しい…

以前いつ会ったかすら明確に覚えていない相手を想定して自分がしようとしていることを伝えるって、いいね

小学生のときの友だちに寒中お見舞いを返した話 以前いつ会ったかすら明確に覚えていない相手を想定して自分がしようとしていることを伝えようとして、今、自分がどういった考えのもとで動いているのかが明確になって思わぬ収穫だった。こういうのって、意外…

ロード・オブ・ザ・リングのよくできたパクリ映画みつけたw

こちらは予告編↓ これはすごい(笑) 「ゴラム探しの旅 - ロード・オブ・ザ・リング 前編」 ファンのあいだではよく知られているのでしょうか? YouTubeの無料映画シリーズで公開してあります。 紹介文には非公式映画祭で賞を得たとあります。 アラゴルンとガ…

良書紹介: 中国人の国民性を4つにグループ分けする

国民性で世界の人々をとらえようとすることは学術的には不徹底であっても例えば旅行やビジネスシーンなどにおいては結構有用だったりしますよね。 そこで誤解は誤解でもマシな誤解を紹介します。田島英一という中国の研究者のかたが提唱されていたグループ分…

MacBook Air が気になる人はほとんどが 13インチより11インチが買いなんじゃないかな

MacBook Air 11インチ欲しい!キャンペーンをやっているそうですね。 僕も13インチすでに持っていますが11インチほしいです。13インチを1ヶ月使ってみた肌感覚ですが、Airに興味を示す人の大部分は13インチより11インチを手に入れるべきだと思います。 その…

東京中華アート構想

前エントリー「舌と耳で楽しむ池袋チャイナタウン」で中国からやってきた新華僑たちの東京中華構想についてとりあげた。今はその計画は座礁しているが、私はぜひ成功させてほしいと思っている。そこで妄想してみた。 アートを東京中華構想に織り交ぜるという…

舌と耳で楽しむ池袋チャイナタウン

都内在住の方でもご存知ないかもしれない。池袋駅北口。 池袋駅西口の北側にあるのだが、そこら一帯を「池袋チャイナタウン」と呼ぶ。 大きな地図で見る【A】の辺りが「池袋チャイナタウン」 チャイナタウンに中華のお店がない?! 池袋チャイナタウンというか…

マックブックAir 薄いが軽くはない!(1ヶ月レポート)

明けましておめでとうございます。 ネット上で評判が高かったMacbook Air13"(以下Air)を買ってはや1ヶ月。12万円のクレジットカード請求が年末の物入りな時期に重なりデフォルトしそうでしたが、お年玉でバランスシート健全化させました。人柱としての役割…